小説紹介『事故物件、いかがですか?東京ロンダリング』原田ひ香 著

BOOK

事故物件をめぐる8つの短編。別々の話ですが、一気に後半つながってきて、面白くなります。

思わず、最初から読み返しました。

自殺や殺人があった物件に一時的に住んで、次の住居者へ繋げる、ルームロンダリング。

事故の直後の賃貸希望者には事情を説明しなければならないが、その次の人には伝える必要はない。そのためのロンダリング。

その仕事を紹介する人、される人、実際に住む人などさまざま登場します。

ロンダリングのために一時的に住む人は、家賃無料。一日五千円の日当あり。

実際は、作者の創作した仕事だと解説を読むと書いてありましたが、本当にありそうな仕事でリアリティ抜群。

お家賃無料の月15万円の不労所得は魅力的〜。

とはいえ、自分は幽霊が怖いタイプなので、絶対出来ないなぁと、思いながら読みました。

原田ひ香さんの小説は、登場人物のセリフが魅力的です。

「人生を逆算してもしょうがない」

人生、考え過ぎてもいいことなし。

今回こちらが、ハマりました。

確かに!!^^

elly

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F姉妹
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広島市在住の姉妹(あね(姉)とelly(妹))のブログです。身の回りのお気に入り、日々のくらしを紹介します。よろしくお願いします。
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