小説紹介『存在のすべてを』塩田 武士著

BOOK

久しぶりに重厚な本を読みました。

誘拐事件は1991年。刑事さんの重々しい雰囲気から話は始まります。

その後30年飛んで、2021年からは記者さんの目線で事件を追いかけつつ、画廊で働く女性の話と、ところどころに、関係者の話が差し込まれ、事件の輪郭が見えてきます。

事件の真相が分かりかけた頃から、後半は写実画家の夫婦の話が描かれていきます。

本の帯を引用するなら、「至福の愛」の物語であり、「事実」の先に「真実」あり!であり、圧巻の結末でありました。

長男おすすめ本でした。

elly

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F姉妹
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広島市在住の姉妹(あね(姉)とelly(妹))のブログです。身の回りのお気に入り、日々のくらしを紹介します。よろしくお願いします。
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