芥川賞受賞作ということで、家にあったので読みました。
長男購入本を拝借。
薄いので、読むのは容易いのですが、内容は重たし。主人公、筆者ともに、重度障害者。自分が健常者であることを強く意識させられる本です。
読後の気分は爽やかとは程遠く、後味は悪いのですが、
それでも芥川賞なのは納得です。
「本好き」たちの無知な傲慢さとは、「目が見えること、本が持てること、ページをめくれること、読書姿勢が保てること、書店へ自由に買いに行けること」の5つの健常性の特権に全く気付いていないこと。
健常者前提の世の中に対して、痛烈なパンチが随所に散りばめられています。
elly
投稿者プロフィール
- 広島市在住の姉妹(あね(姉)とelly(妹))のブログです。身の回りのお気に入り、日々のくらしを紹介します。よろしくお願いします。
詳しいプロフィールはこちら
最新の投稿
- BOOK2024年12月4日読書備忘録:「手仕事のはなし」
- entertainment2024年12月3日2024師走 芸能のつどい@広島市安芸区民文化センターホール
- BOOK2024年12月2日コミック感想「傘寿まり子」14~16巻
- walking2024年12月1日今回は、”夕散歩”記録