どんな小説を書くのかな?興味を持ったので、図書館で借りて来ました。
きっかけは、日経新聞!

日曜日のエッセイで、母との関係について「母親は虫なので私とは無関係なんですと答えた瞬間、不思議と場が和んだ気がした。世間には、予想の十倍くらい母親を憎んでいる人がいる」という記述に、興味をそそられたからです。
しかし、小説は好みではなかったですねー。
5短編どれも暗い気分になりました。
そのうちの表題の「アンソーシャルディスタンス」は、谷崎潤一郎賞受賞作品。

後半にあっと驚く伏線回収とか、クスッと笑える場面とか、いわゆるエンタメ要素はなし。人間のどうしようもなく弱くて醜い部分が炙り出されていきます。
つまりは、文学作品なのです。
眉間に皺を寄せながら、最後まで読んでしまう小説ではありました。(つまり、優れた小説)
私見が広がる読書の秋なのです。
elly
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- 広島市在住の姉妹(あね(姉)とelly(妹))のブログです。身の回りのお気に入り、日々のくらしを紹介します。よろしくお願いします。
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